Google Playの15%の手数料層になるための手続き

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2021年3月に、毎年のGoogle Playにおけるアプリ内でのデジタル商品の販売による収益の合計が毎年100万米ドルに達するまではGoogle Playの手数料を30%から15%に引き下げるとの発表がありました。

本日2021年6月9日より、Google Playの15%手数料層になるための手続きであるアカウントグループの作成ができるようになりました。

2021年7月1日より手数料15%の適用が開始されるため、2021年7月1日より前に対応を行えば2021年7月1日から手数料が15%になります。以降に対応を行ってしまうと、対応が完了した時点からの適用になってしまうため、2021年の6月末までには対応を終わらせておきましょう。

アカウントグループの作成は、Play Consoleの「関連付けられているデベロッパーアカウント」のページより簡単に行なえます。

アカウントグループの作成手順(子会社や関連会社などがない場合)

子会社や関連会社がある場合については後述します。

  1. 関連付けられているデベロッパーアカウントのページにアクセスし「アカウントグループを作成」ボタンを押す

2. 会社の正式名称を入力し「アカウントグループを作成」ボタンを押す

3. 画面中央付近の開始ボタンを押す

4. 以下で両方に「いいえ」を選択して保存する

5. 関連付けられているデベロッパーアカウントのページで「確認して登録する」を押す

6. サービス手数料への登録画面で利用規約を確認し、確認後に「同意して登録する」を押す

7. 登録が完了すると、次のように15%手数料に登録されたメッセージが出ます

子会社や関連会社が無い場合は、これで手続き完了です。

子会社や関連会社、類似したブランドを使用したアプリがある場合

子会社や関連会社、類似したブランドを使用したアプリがある場合は、上記手順の4の画面で「はい」を選択して関連するデベロッパーアカウントをGoogleに申告する必要があります。

子会社や関連会社など、申告するべきなのかの判断に迷った場合は、公式ヘルプに記載の以下の用語集を参考にしてみてください(2021年6月9日時点のキャプチャのため、最新の情報は公式ヘルプを見てください)。

https://support.google.com/googleplay/android-developer/answer/10627869 より引用

Google Playの課金システムを使用していないデベロッパーアカウントを所有している場合

Play Consoleのヘルプによると以下の通り、お支払いプロファイルを持たない場合は現時点(2021/06/10時点)では関連付けを行う必要はなさそうです。

現在、アカウント グループは、Google Play Console でお支払いプロファイルを持つデベロッパー アカウントにのみご利用いただけます。お支払いプロファイルを持たないアカウントを所有している場合、現時点では、関連付けられているデベロッパー アカウントとしてそのアカウントを列挙する必要はありません。今後、そのようなアカウント向けのアカウント グループを Google Play Console で提供する予定です。
- Play Consoleヘルプより引用

あとから関連するデベロッパーアカウントを追加したい場合

あとから関連するデベロッパーアカウントを追加したい場合は、画面右上にある「アカウント グループを管理」から、関連するデベロッパーアカウントを追加できます。

子会社などが増えた場合もこちらから適宜追加するとよいでしょう。

おわりに

30%から15%の手数料になるのはかなり大きいので、早めに手続きを終わらせておきましょう。

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